2011年8月3日水曜日

湖でシャトル残骸、8年ぶりに発見 空中分解事故の「コロンビア」


米メディアによると、米テキサス州東部のナコードーチス湖で、2003年に空中分解事故を起こしたスペースシャトル「コロンビア」の残骸の一部が、事故から8年ぶりに見つかった。2日、米航空宇宙局(NASA)が確認した。
 見つかったのは、燃料が入っていたとみられる直径1メートルほどの球状部品。湖周辺は激しい干ばつに見舞われており、水面が低下したために残骸が姿を現したという。シャトルの残骸は米国の広い範囲に落下したが、見つかっていない部品も多い。NASAはコロンビアの残骸が保管されているフロリダ州のケネディ宇宙センターにこの部品も運ぶ予定という。
 事故は03年2月1日に発生し、7人の乗組員全員が死亡した。打ち上げ時に破損した左翼前縁部から、大気圏突入の際に高温ガスが機体に流入したことが原因と判明。シャトル計画に終止符が打たれる一因となった。(共同)

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