2011年10月30日日曜日

パナソニック、2年ぶり通期赤字へ テレビ事業縮小や円高で

パナソニックの2012年3月期連結決算の業績予想で、純損益が従来予想の300億円の黒字から、赤字に転落する見通しとなったことが30日、分かった。
 テレビ事業の収益改善に向け、プラズマテレビ用パネルの尼崎工場(兵庫県尼崎市)で11年度中に生産を一部停止するなどの事業縮小に伴い、減損処理をする。円高も要因となる。
 11年3月期の純損益は740億円の黒字だった。12年3月期が赤字となれば2年ぶりとなる。
 パナソニックは、31日に業績予想の修正とテレビ事業の再建策を発表する予定。テレビ事業では千人規模の従業員を早期退職により削減する方針で、千葉県茂原市の液晶パネル工場は売却する方向で検討している。

2011年10月25日火曜日

東京、大阪にいる?紳助さん 後輩タレントとメールも

 紳助さんは引退会見後、神戸空港から沖縄県内のマンションにもうけた住居に向かった。最近まで滞在し、その姿は雑誌などで報じられていた。ほとんど外出せず、知人が食料などの買い出しを行っていた。関係者によると、現在は東京や大阪の住居で過ごしているという。

 引退後も、芸能界の親しい友人や面倒を見ていた後輩タレントとは携帯メールなどで連絡をとりあっているもよう。吉本興業で同期だった漫才コンビ「オール阪神・巨人」のオール巨人(59)は先月上旬、「これからも楽しくやっていこう」との内容のメールを送ったところ「そうやな」と返信があったことを明かした。TBS「紳助社長のプロデュース大作戦!」で宮古島の民宿の支配人を務めた「デンジャラス」のノッチ(46)も先月下旬、メール交換していると話していた。

2011年10月20日木曜日

パ・リーグ3、4球団が反対 DeNA社「出会い系サイト運営している」

TBSホールディングスとディー・エヌ・エー(DeNA)が球団売却で大筋合意しているプロ野球横浜ベイスターズの売却問題で、パ・リーグの3、4球団が反対していることを20日、球界首脳が明らかにした。
 同首脳は反対の理由としてDeNA社が出会い系サイトを運営している点や将来的な経営の安定が不安視される点を挙げ「どんな企業がプロ野球界への参入にふさわしいのか、12球団できちんと議論した方がいいと思う」と語った。
 また、同首脳は京浜急行電鉄グループとガス事業などを手掛けるミツウロコを中心とした神奈川県に関連のある企業の連合体が買収に名乗りを上げていることも明らかにした。京急グループ側が提示した株式買収額はDeNA社よりも低いという。これに対し、両社は広報を通じて交渉の事実はないとするコメントを出した。
 野球協約では球団譲渡には実行委員会とオーナー会議での承認が必要。オーナー会議で承認されるためには4分の3以上の賛成が必要となる。

2011年10月16日日曜日

“王者”iPhoneに迫るAndroid 


KDDIとソフトバンクモバイルが14日に日本で米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)4S」を同時発売し、アイフォーン旋風が吹き荒れている。しかし、その王者を米グーグルが開発した基本ソフト(OS)「Android(アンドロイド)」を搭載したスマホが猛追。アンドロイドの方がシェアが大きいとする米調査会社のデータも発表された。世界を席巻する両者の違いはどこか。(産経デジタル 野間健利)
 ■ボタンは1つ? 3つ?
 使う前に見た目ですぐ違いが分かるのは、端末についているボタンの数だ。 
 アイフォーンはホームボタン1つしかなく、その1つがあらゆるアプリの作業を終了させる機能を持つ。そのほか、ほとんどの操作はタッチパネル上で行う。
 これに対し、標準的なアンドロイド端末はホームボタンのほかに、「戻る」と「メニュー呼び出し」のボタンも配置されている。「戻る」はアプリの表示をひとつ前に戻し、「メニュー呼び出し」ボタンはカメラ起動中なら撮影モード切り替えなど、使用している状況に合わせたメニューを表示させる。
 「ボタン1つで別に不自由してない」というアイフォーン利用者もいるが、「アプリに関係なく使える『戻る』ボタンは便利。タッチパネルで操作すると押し間違えがある」とアンドロイド携帯に乗り換えた男性会社員(29)もいる。

2011年10月13日木曜日

バリ島沖でM6・0 津波警報は出ず ホテルで人々がパニック状態に

米地質調査所(USGS)によると、インドネシア・バリ島南部の沖合で13日午前11時16分(日本時間同午後0時16分)ごろ、マグニチュード(M)6・0の地震があった。被害情報は伝えられていない。
 AP通信によると、津波警報は出ていない。バリ島では、住民が家屋から逃げ出し、ホテルでは人々がパニック状態に陥ったという。(共同)

2011年10月11日火曜日

「実際、加藤茶から売り込みあった」45歳年下妻・綾菜さんの目的はやはり芸能界か




やはり加藤茶の新妻は芸能界デビューを目指しているようだ。
 今年、芸能生活50周年を迎えた加藤茶は6月下旬、68歳にして45歳年下、23歳の小川綾菜さんと再婚した。当初、女性誌には「和風美人」だと報じられていた綾菜さんだが、ノロケる加藤が早々に写真を公開すると、"和風"とは言いがたい浜崎あゆみ似のギャル系美女。世間は2度驚かされた形だった。
 しかし、やっかみ半分に"嫁は財産目当てじゃないのか"などという声が散見されると、加藤夫妻は激怒。夫のブログに「今日だけ妻の綾菜が書きます」と、わざわざ綾菜さんが登場し、2年前にお互い一目惚れしたことを明かしつつ「純粋で少年のような加藤さんが大好き」「色々嘘ばかり週刊誌にかかれますが、周りに何を言われても気にしてません!」と反論。余計な騒動を繰り広げてしまった。
 これで彼女への詮索は増すばかり。ついには綾菜さんのプライベート写真が週刊誌に流出、それがブログの公表写真とは違った印象で"友近・似"だと言われたり、当初「元モデルの社長秘書」と伝えられた彼女の経歴が、実はモデル事務所に所属したことが一度もない元キャバ嬢だと伝えられるなど"余計なお世話"は拡大。あげく、会社経営の父親(義父)が37才だとか、加藤と交際した時期まで別の男性と半同棲中だったとか、次から次へと話が出てくる事態になってしまっている。
 そんな中、綾菜さんの芸能界デビューを加藤がバックアップするという話も漏れ伝わり、関係者間では「一連の騒動は"売り出し作戦"の話題作りか」とささやかれる始末。真相は一体どうなのか、加藤と親しいというベテラン芸能プロ関係者に話を聞いてみた。
「加藤さんからある局のプロデューサーに奥さんのテレビ出演について相談があったのは事実だよ。彼女の元モデルだという触れ込みは、もともと彼女がモデル志望だったたからで、具体的に事務所入りの話もあったそうだ。ただ、ブログを見て分かる通り、ハッキリ意見を主張できる面もあるから、もっと別の方向がいいという話になって、今は美容方面で何か動きを準備しているようだ。夫婦でバラエティー番組に電撃登場する案とかもあるそうだし、うまくいけば披露宴の中継でひと稼ぎする線もあるんじゃないか」(同関係者)
 そもそも加藤が8月にブログ開始したのも、綾菜さんの写真公開から始まっており、その意図は明らかだった。一説には加藤の日記も綾菜さんがゴーストライターを務めているといううわさもあるほどだ。
 いずれにせよ、存在を公にすること自体には積極的と思われる綾菜さんだけに、近い将来、その姿を拝見することはできそうな感じだが、彼女の熱心な売り出しには、加藤の所属事務所が難色を示しているという話もある。あまり急ぎすぎるとかえって綾菜さんへの偏見が強まる気もするが、果たして......。

2011年10月9日日曜日

石田純一、愛娘すみれと“親子初共演” 


俳優、石田純一(57)が今月25日、前妻の女優、松原千明(53)との長女でモデルのすみれ(21)と都内で行われるイベントで“親子初共演”することが8日、分かった。
 すみれは14年前の1997年から、当時石田と離婚寸前だった松原とともにハワイに移住。現在は米国の名門カーネギーメロン大演劇科を休学して、日本の芸能界で女優と歌手としてデビューすべく、日本語と演技を勉強している。クラシックバレエで鍛えた柔軟な体と歌唱力は抜群だ。
 今夏から石田と同じ芸能プロに所属しており、25日にカナダ観光局の主催で開かれるイベントで石田とトークショーなどを行う。石田とのコンビで各種企業からCM出演のオファーも舞い込んでおり、今後は親子共演が増えそうだ。(サンケイスポーツ

2011年10月5日水曜日

ほのぼのだけが能じゃない!「三丁目の夕日」西岸良平の短編集はむちゃ黒い!

2012年1月21日、映画『三丁目の夕日』シリーズ第3弾『ALWAYS 三丁目の夕日'64』が公開されます。「昭和30年代」を舞台にしたこの作品は老若男女問わず、多くの観客を感動の渦に巻き込みました。しかも、今回は3D映画。もともとCGに定評がある作品だけにこれはヒジョーに楽しみなポイントですね!
 さて、この映画『三丁目の夕日』は「ビックコミックオリジナル」(小学館)で連載されている『三丁目の夕日-夕焼けの詩』が原作となっています。作者は西岸良平という漫画家なのですが、実はこの西岸良平、『三丁目』からは想像もできないようなブラックな傑作短編を数多く発表している漫画家だったりします。
 暴行・殺人・不条理はあたりまえ、挙句の果てには地球そのものを滅亡させっちゃたりと本当にやりたい放題なのです。このコラムでは『三丁目の夕日』ではなかなか見ることができない「ブラック西岸」の作品を一部ご紹介いたします。
・女版『笑ゥせぇるすまん』!? キュートなセールスレディ大活躍
『ポーラー・レディ』
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 魔法販売会社ポーラー社に勤める江戸川蘭子は万年成績ビリのセールスレディ。だけど、みんなを幸せにするために今日も頑張って魔法を売るぞ! だれか魔法を買ってくれませんか?
 ......こう書くとなんかセールスレディの根性ものっぽいけですけど、売っている商品は生命を燃料にして精霊を呼び出す「魔法のライター」だったり、自分の奥さん以外は全員ブスに見えてしまう秘薬だったり、死人を蘇らす「ゾンビ軟膏」だったりとどこかおかしいものばかりです。
 しかも「ゾンビ軟膏」は生きている人間ではなく、蘭子が魔法陣で蘇らせた死人に対し売っています。『笑ゥせぇるすまん』もさすがに死人相手には商売しませんて......。
 ちなみ江戸川蘭子は言わずもがな江戸川乱歩のモジリです。この適度にゆるいキャラクター名も西岸作品の魅力のひとつです。
 わりあい救いのあるお話がメインですが、ゾンビが悪人を殺すシーンは骨や目玉は飛び出るわ、首チョンパになるわでなかなかのホラーです。
 西岸良平の短編が気になった人にまずオススメしたい一冊です。
・これぞ西岸作品の真骨頂!? お色気宇宙人のあばずれ日誌
『ミステリアン』
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 『三丁目の夕日』しか読んでいない人はこの作品を読むと卒倒するかもしれません......。なにせこの作品は西岸作品の中でも1、2を争うくらいにエロエロな作品だからです。
 主人公の宇宙人、広美は人類の調査のため地球にやってくるのですが、人間社会に馴染みすぎてしまい「地球病」にかかってしまいます。この「地球病」というのは人間社会に存在する快楽、酒やギャンブル、覚せい剤などの原始的な欲望におぼれること。あろうことか宇宙人・広美はアル中、ニコ中になってしまい、挙句の果てにはAVにまで出演しちゃうという、なんとも貧乏くさい活躍を見せてくれます。
 途中、他の星の侵略者とロボットを使ってバトルをするなどSF要素もありますが、アパートの一室が研究室だったり、部品屋のオヤジに体を売って製作資金をセーブするなどのタイムボカンシリーズ並みの金策が涙をさそいます。
 ちなみにラストは突然、地球で核戦争が起こって(唐突に)ジ・エンドです。
 貧乏・SF・破滅と西岸良平のエッセンスが凝集されたこの作品。このキーワードにシンパシーを感じた人は読んでおいて損はないです!
・この1冊で地球が5回も木端微塵!
『新生活読本 魔術師』
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 表題作「魔術師」を含めた全15作の短編集。とにかく陰々滅滅とした後味の悪い話が続きます。なんといってもこの1冊で5回も地球滅亡しちゃってんですから。
 「魔術師」は西岸作品の中でも特に不条理な作品として人気が高い1作。ざっとストーリーを説明すると就職活動がうまくいかなった本田健は、ある日アパートの前に建てられた「魔術博覧会」というサーカス小屋に足を運ぶ、そこではひとりの手品師が魔術ショーを行っていた。手品師は何もないところから猛獣を出しなどの手品を披露し、本田を驚かす。
 後日、本田は偶然居酒屋でサーカス小屋の手品師と再会する。手品師は本田に「君は自分が宇宙の中心だと思った事はないか? 信じられるのは自分だけ。自分が死ねば宇宙も無くなるんじゃないか......そんな事を思ったことはないかね?」と問う。ある日、本田はその事を友人に笑い話として話していたのだが、その友人は帰る途中階段から落ちてしまい瀕死の状態になってしまう。死ぬ間際、友人はポツリと「さっきの宇宙の話......子供のころそんな事を妄想したしたことがあったなぁ」と本田に伝え、息を引き取る。本田が唖然としたその瞬間、本田の見える世界がパッと消えていってしまう......というお話なんですが、なんですかこれは!? あまりに不条理すぎて見ているこっちが唖然となりましたよ。ところで今気付いたですが副題の「新生活読本」の意味って「人間は破滅の危機を常に考え新生活に備えるべし!」という作者からのメッセージだったりして......。
 とまあ、このようなお話のオンパレードな短編集なので、ブラックSFが大好きな人はこの本というか西岸良平の短編を読んでみることをオススメします。
 さてさて、どうでしょうか?『三丁目の夕日』とは一味違った西岸良平の世界を少しでも感じとれましたでしょうか? 西岸良平はもう一つの代表作『鎌倉ものがたり』が連載された1985年以降、短編作品は描いていませんが、そのエッセンスだけは『三丁目』にも『鎌倉』にも受け継がれてるように感じます。「ほのぼの」の裏には巨大な「ドロドロ」が埋まっている。西岸良平の作品のテーマは実はコレなんかないかと感じています。
 我々のいる世界だっていきなり核戦争が起こったりUFOが襲ってきたり、それこそ急に宇宙が消えることがあってもなんら不思議じゃありません。でも、死ぬ直前までは出来るだけほのぼのと笑って過ごしていきたいものです。ハイ。
 『ポーラー・レディ』『ミステリアン』『魔術師』は双葉文庫名作シリーズで絶賛発売中です。この秋はブラック西岸良平でちょっとビターな秋を!

2011年10月3日月曜日

“森の木陰”風、広い駐車場の喫茶店…コーヒー一杯で様変わり


関西で喫茶店を展開する企業各社の差別化戦略が顕著になってきた。店内の雰囲気を“森の木陰”風にして店内のイメージをがらりと様変わりさせたり、マイカー客を想定して広い駐車場にしたりと、“コーヒー一杯”にも特色づくりに懸命だ。
 外食産業の心斎橋ミツヤ(大阪市中央区)が大阪・難波に今年4月開業した喫茶店「カフェブレークトゥザフォレスト」は、通常の喫茶店に比べて照明を落とし、森の木陰をイメージして店内に植栽を配し、壁面に緑のディスプレー(装飾)を施すなどしたところ、OLらの来店数が急増した。
 同社はこれをヒントに、既存店のセルフ方式の喫茶「ブレーク」(約10店舗)を改装する際に、通行客や周辺店舗など店舗の立地特性を生かし、「トゥザフォレスト(森へどうぞ)」などのサブタイトルを店名に付して店内装飾を一新。「新たな顧客層の獲得につなぎたい」(小儀俊彦常務)と意欲を示す。
 全国に412店の喫茶店を展開するコメダ(名古屋市東区)は、関西圏や首都圏への出店を加速し、早いうちにまず500店を達成したい考えだ。そのために、大阪事務所を今月に移設し、従業員教育ができるトレーニングセンターを併設。
 関西では大阪など4府県に28店舗を出店しているが、フランチャイズ(FC)方式を中心に、マイカー客に配慮し広い駐車場を備え、座席もゆったりとした配置にして、「ファミリー層からビジネスマン、主婦層まで顧客として来店してもらえる店づくりを進める方針」(同社)という。
 高級感を演出する喫茶「英國屋」を展開する三和実業(大阪市中央区)は今春までに、大阪・キタとミナミにスイーツ喫茶「カフェグランシェ」をオープンしたが、「季節感のあるケーキなどが楽しめる」と女性客に評判を呼び、客単価は約千円と好調に推移。今後は「立地によりグランシェの出店を新路線として打ち出したい」(松本孝会長)と話す。
 また、イノダコーヒ(京都市中京区)は、京都府内では観光客向け、大阪府など京都以外の百貨店や商業施設に出店する場合には、知名度を生かし買い物客らをターゲットとするなど、地域に応じて出店戦略を使い分ける。