2011年10月30日日曜日

パナソニック、2年ぶり通期赤字へ テレビ事業縮小や円高で

パナソニックの2012年3月期連結決算の業績予想で、純損益が従来予想の300億円の黒字から、赤字に転落する見通しとなったことが30日、分かった。
 テレビ事業の収益改善に向け、プラズマテレビ用パネルの尼崎工場(兵庫県尼崎市)で11年度中に生産を一部停止するなどの事業縮小に伴い、減損処理をする。円高も要因となる。
 11年3月期の純損益は740億円の黒字だった。12年3月期が赤字となれば2年ぶりとなる。
 パナソニックは、31日に業績予想の修正とテレビ事業の再建策を発表する予定。テレビ事業では千人規模の従業員を早期退職により削減する方針で、千葉県茂原市の液晶パネル工場は売却する方向で検討している。

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