2011年9月14日水曜日

クニマス生態解明へ 山梨・西湖で調査開始


山梨県水産技術センターは14日、同県富士河口湖町の西湖で約70年ぶりに生息が確認された淡水魚「クニマス」の生態を解明するため、刺し網を使った本格調査を始めた。月1回のペースで、2015年度末まで続ける方針。
 産卵場所とみられる湖北岸に網を仕掛けて引き上げ、クニマスとみられる魚を採取。DNA型を調べるため背びれの一部をサンプル採取した後、湖に戻す。サンプルは京都大や東京海洋大と協力して分析する。
 将来の人工飼育を目指して水質も検査。秋田県の水産振興センター職員も調査に参加した。
 クニマスは秋田県の田沢湖で1940年ごろに死滅したとされていた。環境省のレッドリストで絶滅種に指定されている。

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